韓国語で本を読む

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韓国小説や韓国語学習書籍を紹介するブログです。

「アウトプットする力「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法」(齋藤孝)小説でも実践できるアウトプット法

 

 

 

「アウトプットする力ーー 「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法」

著:齋藤孝

ダイヤモンド社

 

 

「アウトプットは大事」

分かっているけれど実践しづらいものの代表格かもしれません。

 

かくいう私も、頭でっかちタイプでアウトプットすることが極端に苦手なタイプです。

 

なので、今回はこの本に書かれているアウトプット法を参考に、感想を書いてみたいと思います。

 

 

 

2 知の回転力を意識する

 

「インプット1:アウトプット9」を目指すべきだと唱える齋藤孝先生。

 

齋藤先生によると、インプットする知識は少なくても、とにかくアウトプットすることに力を入れることが大切なのだそうです。

 

うちの主人は文章を読むのが大の苦手で、LINEのメッセージすら長文になると読み飛ばしてしまうような人です。

 

もちろん読書なんて自分からは絶対にしないタイプです。

けれど、毎年数回、主人の勤める会社で各自好きな本を読んでその内容をプレゼンするというイベントがあるそうで、そのときだけは渋々本屋に行き、なるべく簡単で読みやすそうなビジネス書を選んで帰ってきます。

 

そしてその本を頑張って読みきると、達成感いっぱいのドヤ顔で本の内容と感想を延々と私に語ってくれるのです。

 

今までは「1冊読んだくらいで大きな顔して」と、話半分で聞き流していたのですが、なるほどこれがまさに「知の回転力」なのだと思いました。

 

本はよく読むけれどその感想を誰にも話さない私より、滅多に本を読まないけれど読後すぐにその本から得たことを誰かに話したくなる主人。

 

そもそもうちの主人はおしゃべり好きで、恐らく本人も意識して行っているわけではないと思うのですが、今後少しは見習っていきたいと思うとともに、もう少し真剣に話を聞いてあげなければと思いました。

 

 

 

15 たった1つでも「実践」を続ける

 

「シンプルだけど「これだけはやっている」というものを持っている人は、健康でも勉強でも仕事でも、確実に成果を出しています。」

 

ある事柄に関して、あれこれ色々な知識を身につけるよりも、唯一知っている方法1つだけをひたすら実践するべき

 

本書で最も共感を覚えた項目です。

 

私は子供の頃から太っていたのですが、社会人1年目の頃に半年で−10kgのダイエットに成功したことがあります。

 

その方法は「ひたすら走ること」でした。

 

小学校の持久走を地獄だと感じていた私ですが、「1日2kmだけでいいからなるべく毎日走る」を掲げ、ひたすら頑張りました。

 

2kmと言うと、足の遅い私でも15分もあれば走れる距離です。

 

この話を周りにすると、よく「運動って30分以上しないと効果ないんだって」と言われました。

 

確かにその説は私でも知っていました。

 

けれど私は「だからと言って30分ゴロゴロしていた人と、30分だけでも走った人の消費カロリーが同じなわけがない」と信じ、やみくもにランニングを続けたのです。

 

次第に走れる距離が長くなり、走ること自体が楽しくなったことがダイエット成功の直接の要因だとは思うのですが、それでも、小さな努力をコツコツ続けることの大切さを知ったことは、私にとっての大きな財産だと思っています。

 

 

 

43 読書感想文は本を読みながら仕上げてしまう

 

 

「アウトプットすると言っても、普段は小説ばかりでビジネス書やハウツー本を滅多に読まない場合はどうすればいいの?」という疑問に答えてくれたのがこの章でした。

 

「アウトプットすることを前提に本を読むと、その本の中の「面白いところ」を意識的に見つけるようになる」と述べる齋藤先生。

 

これは本のジャンルに関わらず言えることだと思います。

 

実際に私も、このブログで日本の作品の感想も書くようになってから、明らかに読書の質が上がったと感じています。

 

これまではとにかくストーリーだけを追っていたので、読後になんの感想も浮かんでこないこともよくあったのです。

 

でも今はブログに書くネタを探しながら読んでいるので、「このセリフめちゃくちゃ共感できる」や、「なんで作者はこんな風な展開にしたのだろう?」といった感想がたくさん湧いてくるのです。

 

そしてその部分を忘れないように付箋を貼りながら読書をすると、読後「印象に残った部分」がこれまでより明らかに多いのです。

 

同時に、読後の達成感や満足感も倍増しました。

 

 

 

◆まとめ

今回は「特に共感できた箇所を3つに絞って紹介する」という齋藤先生のアウトプット法に従い、3項目に厳選してご紹介してみました。

 

他にも勉強になった部分や共感できた部分がたくさんあります。

 

最近夫婦で過去のドラマを一気見することにハマっているのですが、見ている間も見終えた後も、夫婦でひたすらドラマの感想や先の展開の推理を話しています。

 

「ここ共感できるわ〜」

「えーそうか?」

みたいな噛み合ってないことも多いのですが、感想を語り合った作品のことは今後も忘れないだろうなという実感があります。

 

これもアウトプットの一つなのだと思うと、ドラマの感想を言い合える環境ができたことも、結婚して良かったことの一つかなと思いました。

そういえば、もうすぐ結婚して1年です。