韓国語で本を読む

韓国語で本を読む

韓国小説や韓国語学習書籍を紹介するブログです。

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「愛する源氏物語」(俵万智)古典に苦しむ学生たち、今すぐ読んでみて。

オリラジの中田敦彦さんのYoutubeチャンネル「中田敦彦のYoutube大学」が大好きで、特に文学編は何周もしてしまうほど視聴しています。 文学編の中でも特に好きな動画が「源氏物語」です。 www.youtube.com 受験勉強のときざっくりあらすじだけは勉強した記…

『声をあげます』(チョン・セラン)世界観の面白さだけが”SF”じゃないと教えてくれる作品

2021年現在、当ブログのタイトルは『韓国語で本を読む』なんですが、ほぼ韓国語で本を読めていません。 当たり前ですが日本語で書かれた本の方が気軽に読めることもあり、ついついそちらを優先してしまいます。 ただ、韓国語や韓国文学への興味を失ったわけ…

「かがみの孤城」(辻村深月)大人のみなさんは中学時代の自分をなんとか掘り起こして読んでみてください

今回は、辻村深月さんの「かがみの孤城」です。 かがみの孤城 作者:辻村深月 ポプラ社 Amazon かがみの孤城 (一般書 113) [ 辻村 深月 ]価格: 1980 円楽天で詳細を見る ※ネタバレになる表現があるかもしれません。 Amazonのレビューに書かれていた「驚きの…

「現実入門 ほんとにみんなこんなことを?」(穂村弘)ちょっと不思議な世界に紛れ込んでみたい人におすすめのエッセイ

今回の本は、歌人である穂村弘さんの「現実入門 ほんとにみんなこんなことを?」です。 現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫) 作者:穂村 弘 光文社 Amazon 現実入門 ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫) [ 穂村弘 ]価格: 572 円楽天…

「いくつもの週末」(江國香織)夫や彼氏に腹が立ったときに読んでほしい本

私は夜更かしが大好きで、週末はなんなら徹夜で本を読んだり映画を見たりしていました。 週末だけは、リビングのソファで寝落ちした主人もほったらかしで、自分の時間に没頭する。 でも、妊娠が分かり早めの産休に入った途端、その習慣はどこかに消えてしま…

「文芸オタクの私が教える バズる文章教室」(三宅香帆)読後、あなたの読書体験が変わる一冊

はじめましてな作家さんの本を読むとき、内容の好み以上に文章が自分に合うかどうかが気になってしまいます。 私はあまり癖のない、国語の教科書に乗りそうなお手本のような文章が好みです。 漢字とひらがなの割合もちょうど良い感じの文章が好きで、漢字が…